FC2ブログ
08« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

帝王切開⑩あとがき 

初めて赤ちゃんと過ごした夜、

その姿を見つめてると

涙がポロポロ出てきました。

これが「いとおしい」という気持ちなのか。

いや、もっと大きな、生まれて初めて感じた

その時の感情を表現できる日本語を

未だに私はわかりません。

言葉に出来ない気持ちだったから

涙が出てくるんだなと、、、

しみじみ思っていました。

そうやって涙が沸き起こる感情を浄化してくれた後は、

おだやかな気持ちに包まれていました。






赤ちゃんは言葉を知りません。

暑くても、寒くても、お腹がすいても寂しくても、

その感情の正体が何かさえもわかりません。

これはとてつもなく不安な状態です。


いつまで続くかわからない痛みに弱気になったり

生まれて初めての感情に涙があふれたり

大人でさえも未知なものにはモロいのです。



目の前にいる我が子も

これから経験する色んな初めてに

数え切れないくらい涙を流す事でしょう。

どうして泣いているかわからない我が子に

こっちが泣きたくなる日も来るでしょう。


あの日、

眠る我が子を見て流れた涙の正体は

実は我が子からの最初のメッセージでもあったんだと思います。

「たくさんの初めてに

僕の心が動いた分だけ

涙が流れて

でもその後はすっきりして

そうやって、ちょっとずつ大きくなていくから

心配しないでドンと見守っててね」

という。


帝王切開だろうと通常分娩だろうと、

それはかけがえのない人との出会いの始まりです。

どんなに痛かろうと叫ぼうと

その苦しみの記憶は

やがて出会う新しい笑顔に塗り替えられます。



「帝王切開」

私にとっては経験した事の無い痛みと

そして経験した事のない程の喜びのスタートでもありました。

atogaki
スポンサーサイト



Posted on 22:30 [edit]

category: ◆帝王切開

trackback: --     comment: --

Page top△